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「実家を相続したけれど、今は誰も住んでいないんです」
「転勤で家を空けたまま、もう何年も経ってしまって……」
「売ろうと思っているけど、なかなか買い取ってもらえなくて…」
空き家に関する相談は、多岐にわたります。
さまざまな相談の中でも、空き家の管理や処分に関する負担を訴える相談の声が多いです!
こうした相談を受けることが、ここ数年で本当に増えました。
総務省の住宅・土地統計調査によると、日本全国の空き家はすでに849万戸を超えています。住宅全体の13.6%、つまりおよそ7戸に1戸が空き家という計算になります。
数字だけを見ると、どこか遠い世界の話のように感じるかもしれません。ですが実際には、誰にとっても身近な問題です。
親の家を相続した。
高齢の親が施設に入った。
転勤や引っ越しで住まなくなった。
そうして「とりあえずそのままにしている家」が、全国にたくさんあります。
そして多くの方がこう言います。
「いつか片付けないといけないとは思っているんですが……」
その気持ちは、とてもよく分かります。
空き家の管理は、思っている以上に手間がかかります。
今回は、空き家の管理についてぜひみなさんに知っておいてほしいことを、詳しくご紹介します。
空き家の管理はとにかくたいへん!

空き家を管理する人が、口を揃えて言うことは「空き家の管理は大変」ということです。
掃除もしなければいけない。
庭の手入れもしなければいけない。
郵便物も気になる。
税金の問題もある。
気がつけば「やること」がいくつも出てくるからです。
ただ一つだけ、はっきり言えることがあります。
空き家は、放置すると必ず状態が悪くなります。
そして困ったことに、その変化はとても静かに進みます。
最初は小さなカビ。
次に湿気。
やがて木材の腐食やシロアリ。
気づいたときには修繕費が数十万円、時には百万円以上というケースも珍しくありません。
さらに、防犯面の問題もあります。
人の気配がない家はどうしても目立ちます。
空き巣、不法侵入、ゴミの不法投棄。
ひどい場合には放火の標的になることもあります。
そしてもう一つ忘れてはいけないのが、近隣との関係です。
庭の雑草が伸び放題になる。
枝が隣の敷地にはみ出す。
外観が荒れて景観を損ねる。
こうした状態が続くと、近所から苦情が出ることもあります。
空家等対策特別措置法ができたことで、空き家の管理が負担になる?!

空き家の管理で言えば、さらに法律の面でも注意が必要です。
2015年に施行された「空家等対策特別措置法」では、
管理が行き届いていない空き家は「特定空家」として指定される可能性があります。
もし特定空家に指定されると、
・自治体から改善指導が入る
・命令を受けることがある
・固定資産税の優遇が外れる
といった措置が取られる場合があります。
住宅用地の税軽減が外れると、固定資産税が最大6倍になることもあります。
つまり空き家を放置することは、
資産価値を下げるだけではなく、
お金の負担を増やすことにもつながるのです。
●空家の管理、ここだけはこだわっておこう!

空き家の管理を、最初から難しく考える必要はありません。
空き家は、基本的な管理をしていれば十分に守ることができます。
ここからは、空き家を持つ人が最低限やっておきたい管理の基本を紹介していきます。
定期的な換気と掃除をする
空き家が傷む最大の原因は、実は「湿気」です。
人が住んでいる家では、自然と空気が入れ替わります。
窓を開ける。ドアを開ける。料理をする。お風呂に入る。
こうした生活の動きの中で、空気が自然と循環しているのです。
ところが、空き家になるとこの流れが止まります。
空気が動かない。
湿気がこもる。
カビが広がる。
この悪循環が起きてしまいます。
以前、ある空き家を半年ぶりに見に行った方がいました。
玄関を開けた瞬間、カビの匂いが広がったそうです。
畳一面にカビが広がり、
壁紙まで黒く変色していたと言います。
もちろん、そこから修繕するとなると費用はかなりかかります。
こうした状態を防ぐために大切なのが、定期的な換気です。
理想としては、月に一度程度家に立ち入り、窓を開けて空気を入れ替えます。
全部の部屋の窓を開けて、
20〜30分ほど風を通すだけでも効果があります。
このとき、押し入れや収納スペースも開けておくとさらに良いです。
閉めっぱなしの場所は、湿気がこもりやすいからです。
そしてもう一つ大事なのが、軽い掃除です。
床にたまったホコリは湿気を含み、カビの原因になります。
掃除機をかけるだけでも、家の状態はかなり変わります。
空き家管理というと難しく感じるかもしれませんが、まずは
「家に風を通す」
これだけでも大きな意味があります。
家は、人が住んでいなくても
空気を入れ替えることで長持ちするのです。
庭木や雑草の手入れをする
空き家の管理というと、どうしても室内のことばかり気になりがちですが、実は外まわりの状態もとても重要です。むしろ、近所の人や通りがかりの人の目に最初に入るのは、家の外観です。
例えば、庭の雑草が腰の高さまで伸びている。
木の枝が道路にまで張り出している。
落ち葉が積もって、長い間掃除された形跡がない。
こうした状態を見ると、多くの人はすぐに「この家は空き家だな」と気づきます。そしてそれは、防犯の面でも決して良いことではありません。
人の出入りがないと分かる家は、どうしても狙われやすくなります。不法侵入やゴミの不法投棄の場所にされてしまうこともあります。さらに、庭木の枝が隣の敷地にはみ出してしまうと、近隣トラブルに発展することもあります。
実際に「お宅の庭木が道路にはみ出していて危ない」と苦情を受けたケースも少なくありません。空き家だから仕方がない、では済まされない問題になってしまうのです。
そのため、庭や敷地の手入れは定期的に行う必要があります。とはいえ、毎月大掛かりな作業をする必要はありません。年に数回、雑草を刈ったり、伸びすぎた枝を剪定したりするだけでも、見た目の印象は大きく変わります。
もし自分で作業するのが難しい場合は、造園業者やシルバー人材センターに依頼する方法もあります。最近では、空き家管理サービスの中に草刈りや庭の手入れを含めたプランを用意している会社もあります。
家の外観が整っているだけで、「きちんと管理されている家だ」という印象になります。それは防犯面でも、近隣との関係においても、とても大切なことなのです。
郵便物やチラシをためない
空き家で意外と見落とされがちなのが、ポストの管理です。ポストにチラシや郵便物がぎっしり詰まっている家を見たことがある方も多いと思います。
実は、あの状態は防犯上とても危険です。
ポストがいっぱいになっているということは、「長い間誰もこの家に来ていない」ということを周囲に知らせているようなものだからです。空き巣や不審者にとっては、「この家は狙いやすい」と教えているような状態になってしまいます。
さらに、郵便物の中には重要な書類が含まれていることもあります。金融機関からの通知や、クレジットカード会社からの書類などがそのまま放置されてしまうと、個人情報の流出につながる可能性もあります。
こうしたリスクを防ぐためにも、定期的にポストの中身を確認することが大切です。もし自分で管理できない場合は、郵便局の転送サービスを利用するのも一つの方法です。現在住んでいる住所へ郵便物を転送してもらえば、大切な書類を見落とすこともありません。
また、ポストに「チラシ投函お断り」と表示するだけでも、無駄なチラシを減らす効果があります。最近では、空き家管理サービスが郵便物の回収を行い、その内容を写真で報告してくれるサービスもあります。
ポストの状態というのは、思っている以上に目につくものです。郵便物が整理されているだけで、「ちゃんと管理されている家」という印象を与えることができます。
火災保険・地震保険を確認する
「人が住んでいない家だから、保険は必要ないのでは?」と思う方もいます。しかし実際には、空き家こそリスクが高いと言われています。
空き家は人の目が届きにくいため、漏電や火災に気づくのが遅れることがあります。また、放火の被害に遭う可能性もゼロではありません。さらに台風や地震によって屋根瓦が落ちたり、外壁が崩れたりして、近隣の住宅や通行人に被害を与えることも考えられます。
もしそうした事故が起きた場合、所有者が損害賠償責任を負う可能性があります。つまり、空き家を所有しているということは、それだけリスクも背負っているということなのです。
もう一つ注意したいのが、保険の契約内容です。火災保険の中には「居住用住宅」であることを前提にしているものがあります。その場合、家が空き家になったことを保険会社に伝えていないと、いざというときに補償を受けられないことがあります。
そのため、現在加入している保険が空き家でも適用されるのかを確認しておくことが大切です。必要に応じて、空き家向けの保険へ変更することも検討してみましょう。
月々の保険料は数千円程度の場合が多いですが、万が一のときには大きな安心につながります。
空き家の管理が難しい場合は管理サービスを利用する

空き家管理の必要性は分かっていても、「遠方に住んでいて通えない」「仕事が忙しくて時間がない」という方も多いと思います。そんな場合に利用できるのが、空き家の管理代行サービスです。
管理代行サービスでは、所有者の代わりに専門スタッフが定期的に家を訪問し、換気や簡単な清掃、郵便物の回収、庭の確認などを行ってくれます。巡回のたびに写真付きの報告書を送ってくれる会社もあり、遠くに住んでいても家の状態を確認することができます。
実際に、地方に空き家を持つ首都圏在住の方が管理サービスを利用したところ、「家の状態がきちんと分かるだけで安心できた」と話していました。さらに建物の状態が良好に保たれていたため、後に売却する際もスムーズに話が進んだそうです。
管理代行の費用は月に5千円から2万円ほどが一般的です。決して安い金額ではありませんが、建物の劣化やトラブルによる修繕費を考えると、むしろ安心料として考える方も多いようです。
リフォーム前後の清掃にはケルヒャーのレンタルが便利です。
放置は危険!空き家管理でやるべき5つの基本 まとめ
空き家は、何もしないまま放置しておくと、思っている以上のスピードで問題が大きくなってしまいます。建物の劣化、防犯の不安、税金の増加、近隣トラブル。こうしたリスクは、時間が経つほど大きくなります。
しかし、今回紹介したような基本的な管理を行えば、多くの問題は防ぐことができます。定期的な換気と掃除、庭の手入れ、郵便物の管理、保険の確認、そして必要に応じて管理サービスを利用すること。
どれも特別に難しいことではありません。
大切なのは、「まだ大丈夫」と思って放置しないことです。
空き家をきちんと管理することは、家の価値を守ることでもあり、地域との良い関係を守ることでもあります。そして何より、将来その家をどうするかを考えるための大切な準備にもなります。
小さなことからで構いません。
まずは一つ、できることから始めてみてください。
その一歩が、空き家を「負担」ではなく「活かせる資産」に変えていくことにつながるはずです。
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